MINOLTA CLE + ROKKOR 40mm F2
学研フレックスで久々にフィルムを撮ったら楽しくて、フィルム機が欲しくなってしまい、先月購入してしまいました。
MINOLTA CLE + ROKKOR 40mm F2
選ぶに当たっては、露出計が付いてて、気楽に持ち出して撮れるコンパクトなカメラにしようと思っていました。
じゃないと、多分持ち出さなくなってしまう。
なので、当初一瞬ローライフレックスやライカＭ４を考えたりもしたんですが、最終的にはライツミノルタＣＬかミノルタＣＬＥの二択に絞り込みました。
ロッコール４０㎜も使ってみたかったですしね。
で、ＣＬとＣＬＥで迷ってたときに、整備済みのすごく綺麗で状態の良いＣＬＥ（しかもグリップ付き）とロッコール４０㎜を某カメラ屋さんで見つけてしまい、思わず購入してしまった次第です。
このミノルタＣＬＥですが、ライツミノルタＣＬの後継機となります。
ライツミノルタＣＬはミノルタとライカ社が提携し、開発・販売したカメラでした。
なので、ライツ銘がＣＬには入っているのですが、ミノルタＣＬＥはＣＬの後継ではあるものの、ライカ社のライセンスが得られず、ミノルタ独自のカメラとして販売されました。
当初ＣＬＥもライカ社との提携で販売される予定だったらしいのですが、ミノルタの設計や製造などがライカ社の設計・製造思考と折り合いがつかなかったためとも、このコンパクトさにＡＥを組み込んだカメラが本家ライカＭ型を食ってしまうのを恐れてライツとのダブルネームが認められなかったとか、いろいろとまことしやかに言われています。
ミノルタＣＬＥは、ライツとのダブルネームではないですが、コンパクトでスタイリッシュ、ライカＭ型マウントで絞り優先が使えるレンジファインダーカメラとしてとても魅力的なカメラだと思います。
測光はシャッター幕からの反射光で行われ、露光中にもフィルム面の光量をリアルタイムで計測しているため、より正確なＡＥとなっています。
シャッターは横走り布幕の電子シャッターでＢと１〜１/１０００秒。
ただ、マニュアル露出を選択したときには露出計が作動しなくなってしまいます。
まぁ、これがＣＬＥの欠点といえば欠点かもしれませんが、これについては、フィルムは極力手軽に撮りたいので基本絞り優先で使うだろうし、マニュアル露出で撮りたいときは素直に単体露出計を持ち出そうと思っています。
ちなみに私は、Ｍ９では内蔵露出計を基準にマニュアルであわせて撮ってます。
この撮り方が一番楽しくてしっくりきます。
ブライトフレームは、標準の４０㎜と２８㎜、９０㎜。
ＣＬＥから２８㎜レンズも使えるようになりました。私は使わないと思いますが。
持っているライカレンズといろいろ組み合わせて使用できるので、それも楽しみですね。
↓ はズミクロン５０㎜リジッドとの組み合わせです。
ちなみに５０㎜のブライトフレームはＣＬＥには付いてないので、４０㎜のもので代用することになります。
ＣＬＥの標準レンズはロッコール４０㎜ですが、このＣＬＥ発売に合わせて、ＣＬ時のライカとの提携ロッコールを、改めてミノルタが作り直した純ロッコールレンズとなっています。
ＣＬのものは距離計連動が傾斜カムとなっており、M型ライカで使うと微妙にピントがこない場合があると言われていますが、ＣＬＥのものは平行カムとなっており、そのためＭ型ライカに付けてもピントが合わないといった問題も生じないとのことです。
４０㎜は私が一番好きな画角のレンズで、このロッコール４０㎜はいつか欲しいと思っていたので、今回状態の良いものを購入できて良かったです。
さっそく近所で試写してきたので、以下ファーストロールの写真を何枚か貼っていきます。
ＣＬＥ、気軽に使えて良いですね。
グリップがあって持ちやすいこともあり、ストラップはハンドストラップにしてみました。
たまにフィルムで撮りたくなったら持ち出すとか、フィルムを入れっぱなしにしておいて、気が向いたときに日常生活をスナップして、何撮ったか忘れた頃に現像出して楽しむとか、そんな使い方ができたらいいなと思ってます。
ＣＬＥ、気負わず使える丁度良いフィルムカメラだと思います。
永く使っていきたいですね。
