NOKTON 40mm F1.2 で撮る花写真
M型ライカはレンジファインダーカメラという性質上、レンズにもよりますが、概ね最短撮影距離が70㎝(少し古いレンズだと1mとか)になってしまい、被写体の近くまであまり寄れないため、近接撮影やマクロ撮影が苦手なカメラといえます。
なので、花びらについた水滴のアップとか、シベにピントを合わせた花のアップといった、いわゆる花マクロはなかなか撮れないことが多いです。
ライカの前は一眼レフカメラを使っていたのですが、その時は100㎜マクロで花マクロを撮ったりもしていました。
綺麗な花を撮ったり、花をメインに背景をボカして撮ったりするのは楽しいので、近接撮影が苦手なライカであっても、ライカなりの花写真を楽しんでいけたらと思っています。
今回は、そんな感じでNOKTON 40mm F1.2で撮った花写真をいくつかポストしていこうと思います。
このレンズは、ライカMマウントのレンズでは珍しく50㎝まで寄れるのと、開放F値が1.2とかなり大きいので、比較的被写体に近づいた写真と盛大なボケ写真が楽しめます。
ボケも綺麗で、開放からちゃんと使えるレンズなので、こういった花写真にも使えますし、40㎜という焦点距離もあいまって、スナップ、風景にととても重宝しています。
この40㎜という焦点距離が好きで、よくこのレンズを使っているのですが、そのへんの話しははまた別の機会でしたいと思います。
話しを戻して、50㎝まで寄れるといっても、M型ライカではファインダーでのピント合わせは基本70㎝までしかできないため、あとの50㎝までの20㎝の間は、ライブビューを利用するか、目測でピントを合わせるかになります。
M9はライブビュー機能がついてないので、70㎝より近接で撮るときは目測(つまりはこの辺かなって言う勘)で合わせて撮っています。
慣れてくると、だいたいの距離感はつかめてくるので、目測でもなんとかなってくるものです。
ちなみに、今回ポストした4枚は、全て目測で撮っています。
大きくは寄れないですが、綺麗な花とトロけるボケは十分に楽しめますよね。